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消化器外科手術 2

前回のつづき。手術が始まった。今回は両側の鼠蹊部にヘルニア

があるので、下腹部を縦に15cmほど切開して、腸がはみ出てい

る腹膜の部分を繊維状のネットでふさぐ。手術中は、医師が解剖

学的な説明を加えてくれるなど、とても好意的に接してくれた。

重要な処置が終わると、私たちはお礼を言って退出して、次の手術

の見学。2番目は胆嚢の摘出手術。今度は、腹腔鏡(内視鏡カメラ)

をお腹に挿入して、モニターを見ながら行う手術法。

まずは、ガスでお腹の中を風船のように膨らませ、お腹の壁を持ち上

げることで、内部の空間を広げて見やすくします。モニターには肝臓

がくっきり輪郭を現し、その下にある胆嚢がとてもクリアーに画面に映

し出されます。そのモニターを見ながら、胆嚢の位置にメスを挿入

します。そして、肝臓と胆嚢をつなぐ靭帯を少しずつ丁寧に電気メス

ではがして、胆嚢を切り離します。

最後は、バキュームのようなもので胆嚢を吸い取り摘出。血液を水で

洗浄をしながら出血している血管を電気で凝固させていました。

前者と比べると切開していないので、体力的な負担はかなり軽減

される手術でした。

手術中は、ちょっとはらはらする場面も目の当たりにして、熟練

した医師の技術を支えるために、手術のチームワーク、医療機器や

備品なども最良の状態に保ことの大切さを感じました。

オステオパシーでは、手術後のケアとして、筋膜の癒着を改善す

るテクニックがあります。今回の体験で、手術の背景がイメージで

きるだけでも施術の意識が変わってきます。

貴重な体験を与えてくれた方々に感謝して、明日から一段と身を

引き締めて頑張ります。
by miyucat910 | 2011-11-11 07:20 | 学校生活