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2009年9月、パリでオステオパシーを学び始めます。フランス語での授業など不安で一杯の学校生活とパリの日常を綴ります。


by miyucat910

カテゴリ:学校生活( 19 )

解剖実習 7

今日は、7回目の解剖実習。

まだ薄暗い早朝、少し時間に余裕があったので近くの

カフェで予習。パリはカフェが発達しているので、

地下鉄の駅近くには、朝7時から開いているカフェが

必ずある。早朝のカフェもパリならではの独特の雰囲気

があって好き。

解剖実習 7_c0202508_6203943.jpg


最近、ipad miniを使うようになって、重たい本や

資料を持ち歩かなくなった。とりあえず、必要な本

のページは写真をとっておくので、ipad だけ持ち歩く。

荷物が減ったので、肩も凝らなくて済むし、

パソコンより画面が小さいので眼精疲労も軽減した。

ほんとうに便利でうれしい!

さて、今回の実習は肺などの呼吸器と心臓、横隔膜

などに焦点を絞った解剖実習。

解剖実習 7_c0202508_629223.jpg


オステオパシーの技術の一つに内臓マニピュレーションがある。

これは、内臓の機能低下を回復させる技術。

呼吸器系、循環器系、消化器系、婦人科系の臓器の動きを

手のひらで感じ取って、本来の動きに矯正して機能を回復

させるもの。

筋肉や、骨格、などを隔てて、手の感覚だけで臓器の動きを

感じ取るのはかなりの訓練と集中力が必要。

今回の実習では、実際に臓器を触って、重さ、弾力、細かい

構造を学んだ。毎回、体を提供してくださった方に感謝の

気持ちで一杯。この経験を大切に、人の役に立てるよう

がんばろう。
by miyucat910 | 2013-01-25 06:47 | 学校生活

突然の死

夏休みも半ばを過ぎた頃、クラスメートから送られてきたメール。

4年生のナターシャが病気で亡くなったという知らせだった。

夏休み前、あんなに元気で、笑顔の絶えなかった彼女が

どうして病気なの?と信じられない気持ちでいっぱいだった。

クラスメートが、みんなで贈るお花の手配や、葬儀のミサの

日程を知らせてくれた。

最初のメールから、10日経って教会でミサが行われた。

夏休みの途中で突然の訃報を聞いて、駆けつけた友達も、

この事実を受け止められないのは、一緒だった。

最初の症状は、結膜炎。頭痛が激しくなって病院へ運ばれて

入院。その日の夜にさらに頭痛が激しくなって、翌日に亡くな

ってしまった。

彼女はこの9月に5年生に進級し、あと1年で卒業だったのに。

学業を終えてからの、将来の夢もいっぱいだったに違いない。

ここまで彼女を育てたご両親のことなど、いろいろな思いが

めぐった。ナターシャと最後のお別れに集まった友達を目にすると

お互いが、想いを言葉にすることなく、それが涙に変わった。

あのお別れから、3ヶ月。 心の穴は埋められないけど、

日常の時間の流れに沿ってきている。
by miyucat910 | 2012-11-25 18:22 | 学校生活

人体解剖実習 6回目

今回は、約4ヶ月ぶりの解剖実習。 少し期間が空くと精神的な準備に

少し時間がかかる。5回目からは、パリ市内のある病院で行われた。

ここでは、解剖する人体の各部位の写真撮影は許可されているが、

施設および、実習者などの撮影は禁止。

実習教室は、ひな壇になっており、私たちは着席して解剖実習を観察

できる。解剖は、最前列で2人の講師が解説をしながら、進めて行く。

解剖の様子は正面の大きなスクリーンと、それぞれ席の近くの

モニターで観察する。重要な箇所では、全員が順番に人体に近づき

組織を触ったり、写真撮影することができる。

1回の実習の定員は25名。今回の内容は、背中の筋肉、脊椎、脊髄

神経、頭蓋骨、脳、脳神経の一部を6時間かけておこなう。

解剖実習は、何度参加しても前日は憂鬱な気分になるが、

実際には、いつも感動する。人間の体の細部の構造に美しいとさ

え感じることもある。脳の細部は頭蓋仙骨療法(クラニオセイ

クラル・セラピー)の技術にとても役に立った。

あらためて、人体を提供してくださった方に深く感謝します。




頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラル・セラピー)とは、オステオパシーの

技術のひとつで、頭や顔、仙骨の骨格のゆがみを矯正して、脳脊髄液の

循環を整えるもの。その結果、自律神経のアンバランスを整えたり、

免疫力を高めます。

特に、産後のうつ病はこの技術でほとんど解消されるそうです。
by miyucat910 | 2012-02-18 15:33 | 学校生活

消化器外科手術 2

前回のつづき。手術が始まった。今回は両側の鼠蹊部にヘルニア

があるので、下腹部を縦に15cmほど切開して、腸がはみ出てい

る腹膜の部分を繊維状のネットでふさぐ。手術中は、医師が解剖

学的な説明を加えてくれるなど、とても好意的に接してくれた。

重要な処置が終わると、私たちはお礼を言って退出して、次の手術

の見学。2番目は胆嚢の摘出手術。今度は、腹腔鏡(内視鏡カメラ)

をお腹に挿入して、モニターを見ながら行う手術法。

まずは、ガスでお腹の中を風船のように膨らませ、お腹の壁を持ち上

げることで、内部の空間を広げて見やすくします。モニターには肝臓

がくっきり輪郭を現し、その下にある胆嚢がとてもクリアーに画面に映

し出されます。そのモニターを見ながら、胆嚢の位置にメスを挿入

します。そして、肝臓と胆嚢をつなぐ靭帯を少しずつ丁寧に電気メス

ではがして、胆嚢を切り離します。

最後は、バキュームのようなもので胆嚢を吸い取り摘出。血液を水で

洗浄をしながら出血している血管を電気で凝固させていました。

前者と比べると切開していないので、体力的な負担はかなり軽減

される手術でした。

手術中は、ちょっとはらはらする場面も目の当たりにして、熟練

した医師の技術を支えるために、手術のチームワーク、医療機器や

備品なども最良の状態に保ことの大切さを感じました。

オステオパシーでは、手術後のケアとして、筋膜の癒着を改善す

るテクニックがあります。今回の体験で、手術の背景がイメージで

きるだけでも施術の意識が変わってきます。

貴重な体験を与えてくれた方々に感謝して、明日から一段と身を

引き締めて頑張ります。
by miyucat910 | 2011-11-11 07:20 | 学校生活

消化器外科手術 1

今日は、早朝からパリ郊外の病院へ。

課外研修の一環として、消化器外科の手術を見学しました。

毎回、学校から2名派遣され、手術の邪魔にならないように

見学します。

消化器外科手術 1_c0202508_13271275.jpg


まずは、更衣室に案内されて紙製の白衣、ズボン、帽子、

マスクを着用。そして手術棟に入ります。棟内には、手術室が10室

あります。廊下には、今日の手術の一覧表があり、手術の内容、

開始時間、所要時間、担当医、患者の名前、年齢が記載されて

います。一覧表の中から、見学したい手術を選び、見学します。

まずは、午前9時に開始する鼠径ヘルニア(脱腸)の手術を見学。

見学というと、どれくらいの距離で? 窓越しではなく、手術室

です。

既に患者さんは、全身麻酔で手術台に横たわっていました。

手術室には、麻酔医師と手術の担当医、アシスタント2名そして

私たち2名も、隅っこで。。。(患者さんの両肩から下の部分は

カーテンで仕切ってあるので、その仕切りのカーテン越しに

見学)ちょうど、患者さんの頭の部分に立つのですが、麻酔の

点滴や、酸素マスクの管などが行き交っているので、つまづい

たら大変と思うと、かなり緊張しました。

このつづきは、後日に。
by miyucat910 | 2011-11-08 14:46 | 学校生活

クリニック研修

9月から別のオステオパシー学校の3年生に編入しました。

新しい学校は、午後からの授業のみ。毎日5時間だけなので

体力的にもずいぶん楽です。とはいえ、3年生は学校併設の

クリニックでの研修が義務づけられており、クリニック研修の

ある日は、10時間の拘束になります。でも、週に1回程度な

ので、家に帰って復習したり、仕事をする余力もあります。

精神的な余裕ができたせいか、今まで苦痛に感じていた勉

強が3年目にして初めて面白く感じてきました。

おとといは、3回目のクリニック研修。4年生、5年生が、一般

の患者さんを治療する過程を、カウンセリングから治療まで

見学させてもらいます。

クリニック研修_c0202508_15235685.jpg

by miyucat910 | 2011-10-26 15:39 | 学校生活

慣れるということ

慣れるということ。対象によっては、ネガティブにも、

ポジティブにもとれますが、この場合は?

学校の実技の授業をテレビ局が取材することになった。

たまたま、私たちのクラスにカメラを入れるらしく、みんな少し

そわそわしていた。実技の授業では、女子はブラジャーに短パン。

人によっては下着のまま。男子は下着のボクサー一枚。 という

 感じで、一般の人にとっては、非日常スタイル。そして、私達に

とっては、あたりまえ。ここにカメラが入ったら、一般の人はどう

見るのかな。フランス人はあまり気にしないと思いますが。。。

いよいよ、カメラが入った。最初に”カメラに映りたくない人はいま

すか?”と確認があったので、私は手を挙げた。化粧をしてないの

はもちろんのこと、下着姿でテレビに出たい?

でも、それは私一人だけ。みんな、拒むこともなかった。むしろ

はりきっていた。女子の大半は20代でみんなかわいい子ばっかり。

この感覚は?013.gif
by miyucat910 | 2011-05-14 18:45 | 学校生活

人体解剖実習 3  

 
  3回目の解剖実習は股関節から膝の部位。

  いつもなら、少し緊張するものの、今回はとても冷静。

  しかし、解剖実習室に入る前にいきなり、何の覆いもない二人の
  
  遺体とご対面。口はポッカリ開いたまま、顎が天井を向いている。

  解剖実習室の前は、遺体を洗浄をする場所らしく、いつもここを通

  って実習室にはいるのだが、遺体が置かれているのは見たことが

  ない。

  この時期、フランスはバカンスシーズン。学校は2週間の休講。

  就労者も休暇を取って、スキーに出かける人も多い。

  その為、この大学も人手不足なのか??? それにしても、真っ

  裸のまま置かれっぱなしは、尊重の念がない。やはり、日常

  的に同じことを繰り返し行っていると、あまり考えないで行っ

  てしまうのだろうか?

  

  さて、今回は”自称マニアックな解剖を行う”という初老の講

  師が担当してくれた。まず、いつものように実習の重要ポイ

  ントについての説明。

  
人体解剖実習 3  _c0202508_03433.jpg


   特に、Trigon Femoral(日本語ではスカルパの三角という

   らしい。)は鼠蹊靭帯(そけい靭帯)、大腿神経、大腿動脈、

   大腿静脈、縫工筋、長内転筋、そして深部は、腸腰筋、恥

   骨筋から成なる重要な三地帯。
 
  
人体解剖実習 3  _c0202508_0371735.jpg


   実際に見て、大腿神経は思っていたより、ずっと太い。

   そして、今回の身体は、中肉中ぜいの方でしたが、組織

   深部にも脂肪があり、解剖にも苦労していた。こうした代謝

   障害のある身体は、コルチゾールの治療をしていた可能性

   が高いそう。最後に、今回の講師は解剖が終わった後の身体

   を丁寧に縫合していた。これは、3回目にして初めてみた終わ

   り方だったので、好感が持てた。
by miyucat910 | 2011-02-26 01:01 | 学校生活

人体解剖実習 2


 2回目の解剖実習。1回目ほどの緊張はないが、心の準備が必要。

 実習室へ向かう途中の廊下から、外の景色を見ながら心の準備。

  
人体解剖実習 2_c0202508_22153190.jpg


 今回は、肘下から手までの解剖。 

 担当の講師から、実習の重要ポイントの説明があり、実習開始。
 
人体解剖実習 2_c0202508_22162056.jpg


 やはり、最初の一時間はとても緊張する。解剖が進むに連れて、

 少しずつ露出される筋肉や、神経、動脈などを目にすると、今ま

 での緊張感が興味へと変わっていく。肘下全体の組織が露出さ

 れてくると、肘を内側と外側に回転して、肘関節の動きを見る。
 
 
人体解剖実習 2_c0202508_2255543.jpg
 

 本で動きをイメージしていても、実際に解剖して、動きをみてみる

 と脳裏への焼きつき方が違う。精巧な身体のしくみに感動する。

 また、少し気持ちの余裕が出てくると、前回に解剖した遺体との

 比較で、筋肉の弾力、血管の張りなども、こんなに個人差がある

 ものとかと思う。きっと長年寝たきりで、薬づけになっていたのかも

 などと想像してしまう。実際に、健康によくないと分かっていても

 やめられない悪習慣など、身体の中にかなり影響してくるんだろう

 なぁと考えさせられた。
by miyucat910 | 2011-02-25 23:19 | 学校生活

最近の男子


 今日の実技の授業は、肩関節のテクニック。

 まず、モデルの上腕を真横に....。

 あっ、ワキ毛剃ってる。013.gif

 その後、男子モデルを巡回。

 あれっ、けっこうみんな剃ってる。

 最近の男子の傾向ですかね。

 まだ、慣れないな。男子の場合、ワキ毛が

 どんなに沢山生えていても驚かないけど、

 剃っていると、ちょっと拍子抜け。

 これって、私だけ?
 
by miyucat910 | 2010-11-17 04:43 | 学校生活