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2009年9月、パリでオステオパシーを学び始めます。フランス語での授業など不安で一杯の学校生活とパリの日常を綴ります。


by miyucat910

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人体解剖実習 3  

 
  3回目の解剖実習は股関節から膝の部位。

  いつもなら、少し緊張するものの、今回はとても冷静。

  しかし、解剖実習室に入る前にいきなり、何の覆いもない二人の
  
  遺体とご対面。口はポッカリ開いたまま、顎が天井を向いている。

  解剖実習室の前は、遺体を洗浄をする場所らしく、いつもここを通

  って実習室にはいるのだが、遺体が置かれているのは見たことが

  ない。

  この時期、フランスはバカンスシーズン。学校は2週間の休講。

  就労者も休暇を取って、スキーに出かける人も多い。

  その為、この大学も人手不足なのか??? それにしても、真っ

  裸のまま置かれっぱなしは、尊重の念がない。やはり、日常

  的に同じことを繰り返し行っていると、あまり考えないで行っ

  てしまうのだろうか?

  

  さて、今回は”自称マニアックな解剖を行う”という初老の講

  師が担当してくれた。まず、いつものように実習の重要ポイ

  ントについての説明。

  
人体解剖実習 3  _c0202508_03433.jpg


   特に、Trigon Femoral(日本語ではスカルパの三角という

   らしい。)は鼠蹊靭帯(そけい靭帯)、大腿神経、大腿動脈、

   大腿静脈、縫工筋、長内転筋、そして深部は、腸腰筋、恥

   骨筋から成なる重要な三地帯。
 
  
人体解剖実習 3  _c0202508_0371735.jpg


   実際に見て、大腿神経は思っていたより、ずっと太い。

   そして、今回の身体は、中肉中ぜいの方でしたが、組織

   深部にも脂肪があり、解剖にも苦労していた。こうした代謝

   障害のある身体は、コルチゾールの治療をしていた可能性

   が高いそう。最後に、今回の講師は解剖が終わった後の身体

   を丁寧に縫合していた。これは、3回目にして初めてみた終わ

   り方だったので、好感が持てた。
by miyucat910 | 2011-02-26 01:01 | 学校生活

人体解剖実習 2


 2回目の解剖実習。1回目ほどの緊張はないが、心の準備が必要。

 実習室へ向かう途中の廊下から、外の景色を見ながら心の準備。

  
人体解剖実習 2_c0202508_22153190.jpg


 今回は、肘下から手までの解剖。 

 担当の講師から、実習の重要ポイントの説明があり、実習開始。
 
人体解剖実習 2_c0202508_22162056.jpg


 やはり、最初の一時間はとても緊張する。解剖が進むに連れて、

 少しずつ露出される筋肉や、神経、動脈などを目にすると、今ま

 での緊張感が興味へと変わっていく。肘下全体の組織が露出さ

 れてくると、肘を内側と外側に回転して、肘関節の動きを見る。
 
 
人体解剖実習 2_c0202508_2255543.jpg
 

 本で動きをイメージしていても、実際に解剖して、動きをみてみる

 と脳裏への焼きつき方が違う。精巧な身体のしくみに感動する。

 また、少し気持ちの余裕が出てくると、前回に解剖した遺体との

 比較で、筋肉の弾力、血管の張りなども、こんなに個人差がある

 ものとかと思う。きっと長年寝たきりで、薬づけになっていたのかも

 などと想像してしまう。実際に、健康によくないと分かっていても

 やめられない悪習慣など、身体の中にかなり影響してくるんだろう

 なぁと考えさせられた。
by miyucat910 | 2011-02-25 23:19 | 学校生活