オステオパシーって何?って聞かれることがあります。状況に
よって 答え方が変わりますが、一般の人にわかりやすく、一言
で説明する時 はカイロプラクティックや整体の一種と答えます。
日本で、整体やカイロで何度も治療を受けたことがありますが、
大体は用意されたパジャマのような薄手の衣服に着替えます。
なので、下着姿になることはまずないです。しかし。。。。
我が、オステオパシーの学校の実技の授業は下着のみ着用
なのです。もちろん、入学時に説明があり、大丈夫ですかとの
確認も ありました。おそらく、フランスのオステオパシーの学校
はみんな同じだと思います。
エステティックの仕事をしていたので、ボディマッサージ実習等
で人前に体をさらすのはある程度なれていますが、それは女性の
みの 場合。最初は、ビキニとか水着じゃダメなのかしら?と思いま
したが、実技の授業では、技術者役になったり、モデル役になった
りめまぐるしく変わるので、すばやく着替えないと時間がもったいな
い。しかも、フランス人は日本人ほど服を脱ぐことに抵抗がないらし
く、若い女の子でもわりとあっけらかんとしている。特に、授業の
はじめに講師がデモンストレーションをする際、モデル役の希望者
を募る。これにすすんで、手を上げる女の子もいて驚いた。下着姿で
教壇に立って40人以上の視線をあびるのは、私には無理。

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by miyucat910
| 2010-08-13 20:39
| 実技の授業
実技の授業が50%。私達の学校は、他の学校に比べて実技の授
業時間が多いらしい。なので、この学校を選んだ生徒もたくさんい
る。実技の授業は1コマが2時間。1クラスは41名。(今年の1年生
は82名で2クラスある。)実技を学ぶには最適な人数とはいえない。
特に、講師が授業の最初に実技のデモンストレーションを行うが、
41名が1つのマツサージベットを囲んで見るので、見えにくい部分
もある。私達は、相モデルで技術を行い、実際に1度に20名がトレ
ーニングを行う。講師の他にアシスタント講師が1名サポートしてく
れる。なので、目が届かないことはないが、質問しても一人のとこ
ろに長居できないので、簡潔に済まされてしまうことが多い。こんな、
短所を補う為に一週間に1回1時間 20名での補修授業がある。この
授業はアシスタント講師が担当し、彼らが講師として、一人立ちする
ための訓練の場でもある。まだ、講師として独り立ちできてない分、
向上心がある人が多いので熱心に教えてくれる。講師との距離感も
ちょどよく、ささいな疑問や質問でも気軽にできるので、理想的な
授業。もう少し、このような機会が増えるとよいのですが。。。
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by miyucat910
| 2010-08-13 18:36
| 実技の授業
まずは、KAMINA


こちらは、膝の関節部分の図ですが、カラフルで全体が
イメージしやすいです。この本は一冊に上肢・下肢が
まとめられています。
おすすめのポイントは、写真にはありませんが、神経・
動脈・静脈系統の図がとてもわかりやすいところです。
しかし、試験で出題される解剖デッサンは次にご紹介
するMichel Dufourの方が詳しく載っています。

こちらは3巻に分かれており、上肢、下肢、胴体とあります。
膝の部分でKAMINAと比較すると。。。

一部分をいろんな角度でデッサンしているので、構造が理解
しやすいです。そして、試験で出題される断面図も豊富に載っ
ています。

私は前期にKAMINAを一冊購入しました。このときはまだ、
テストの出題傾向など何も知らなかったですが、クラスメイト
がMichel Dufourの断面図を数ページに渡って、スキャンをして
メールで送ってくれました。しかも、この参考書を持っていない
人の為に、クラス全員に宛てて。ちょっと感動しました。
参考書はKAMINAで70ユーロ、 Dufour3冊で100ユーロ
くらいだったと思います。学費の安いフランスでは、公立の大学の
年間の学費が300~500ユーロのところもあります。しかし、オス
テオパシー系の学校は年間で7600ユーロと高額。親に学費を出しても
らっている生徒には、高額な参考書を何冊も買うわけにはいきません。
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by miyucat910
| 2010-07-10 02:52

一見、テリーヌのように見えますが・・・。
頚椎6番の断面図です。
解剖学の試験では、文章問題の他に、この種のデッサンが2つ出題されます。
デッサンには、いろいろな要素が凝縮されているので解剖学を明確に理解して
いないと描けないのです。解剖学の先生曰く「解剖学を学ぶには、デッサンで
覚えて文章化する癖をつけないと、膨大な量の文章は覚えられない。」とのこ
と。なので、解剖学の授業は、先生が説明しながらデッサンし、それを書き写す
形式で進められます。そして、最後に文章のみで描写された、膨大な資料を渡
されて、それを家で読む。この資料を読むのが私には一苦労。専門用語と解剖
学的な表現が多いので、ところどころに日本語訳を書き込みます。フランス人の
友人が私の資料をのぞき込んでひっくり返りそうになりました。
そう、勉強にそれくらい時間がかかります。
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by miyucat910
| 2010-07-10 01:38
| オステオパシー



先週、学年末テストが終わり、1年間のプログラムが終了しました。
これで1年?と思うほどあっという間でした。クリスマス休暇、イース
ター休暇、テスト休みなど合計で1ヶ月程のバカンスもあったので、学
んだのは実質7ヶ月。この短期間に詰め込み的な授業で、学ぶ側とし
ては、不満もありました。特に重要な部分とそうでない部分の時間配分
などあまり考慮されていなかったので残念でした。
学校での出来事は、書きたいことがたくさんあるので、これから少しず
つ更新していきます。
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by miyucat910
| 2010-06-13 20:15
| オステオパシー