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ローズマリーのスコーン

フランス生活も5年目に入ると、そろそろクロワッサンに飽きる。
バターがたっぷりすぎて胃がもたれるのだ。そんな時、ローズ
マリーのスコーンを作る。ローズマリーは集中力アップに最適。
なので、朝に食べると頭が冴える。
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今回は、少し固めに仕上がってしまったけれど、もちもちの
スコーンにする方法を発見した。それは、こちら。。。

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ヨーグルトを多めに混ぜること。しかも、牛の乳ではなく、雌羊の乳。
”lait de brebis”を使ったヨーグルト。
これは、牛乳のヨーグルトよりも酸味が少なくて、お腹にも優しい。
このほかに、雄羊の乳ヨーグルトもあるけど、やや匂いに曲あり。
私は、ちょっと苦手。

最近は、ほかにもローズマリーシリーズのレシピを試作中です。
# by miyucat910 | 2012-12-15 12:36 | フード

治療開始

9月から、4年生に進級してようやく治療をはじめることができた。
ここまでの道のりはほんとうに長かった。
3年間もの間、理論の習得に苦しんだ日々。
技術の授業はあるものの二十代の同級生を相手に、技術
練習。二十代の若い体では、痛みに悩むこともなければ
ストレスレベルもさほどない。習ったテクニックが有効なの
か実感のないまま今日まで。

学校付属のクリニックで、治療を開始してからやっと、楽し
いと思えるようになってきた。

治療開始_c0202508_1757302.jpg


クリニックでは、10個室の治療室があり、常時10人の
治療師(4年生と5年生の生徒)が待機。そして、10人
の見学者(3年生)と講師1一人がいる。

通常、一般のオステパスの治療は、60ユーロから100
ユーロくらい。学校付属のクリニックでは、年間75ユーロ
で何度でも治療を受けられる。技術レベルは、高くなくても
ちょっとした痛みでは、成果が上がっているので好評。


患者の80パーセント以上は60歳以上。そのほとんどは
腰痛に悩む方々。治療は一回につき最大45分の時間枠。
その中で、問診、検査、治療の流れで行っていく。
検査とは、痛みのパターンや、症状から原因を見つけるた
めの触診。ひとつひとつ関節を動かしなから、見つけていく。
私の場合、ミリ単位の違いを手の感覚で感じ取るのが一番
の難関。この検査の正確さが当面の課題です。
治療のテクニックは時間的には、平均15分ほど。
この点については、後日話題にしますが、正確で必要な
情報のみを脳に送ることが、重要。いろいろやりすぎると
脳への情報が混乱して治療効果が上がらないのだ。
# by miyucat910 | 2012-12-02 18:25 | オステオパシー

突然の死

夏休みも半ばを過ぎた頃、クラスメートから送られてきたメール。

4年生のナターシャが病気で亡くなったという知らせだった。

夏休み前、あんなに元気で、笑顔の絶えなかった彼女が

どうして病気なの?と信じられない気持ちでいっぱいだった。

クラスメートが、みんなで贈るお花の手配や、葬儀のミサの

日程を知らせてくれた。

最初のメールから、10日経って教会でミサが行われた。

夏休みの途中で突然の訃報を聞いて、駆けつけた友達も、

この事実を受け止められないのは、一緒だった。

最初の症状は、結膜炎。頭痛が激しくなって病院へ運ばれて

入院。その日の夜にさらに頭痛が激しくなって、翌日に亡くな

ってしまった。

彼女はこの9月に5年生に進級し、あと1年で卒業だったのに。

学業を終えてからの、将来の夢もいっぱいだったに違いない。

ここまで彼女を育てたご両親のことなど、いろいろな思いが

めぐった。ナターシャと最後のお別れに集まった友達を目にすると

お互いが、想いを言葉にすることなく、それが涙に変わった。

あのお別れから、3ヶ月。 心の穴は埋められないけど、

日常の時間の流れに沿ってきている。
# by miyucat910 | 2012-11-25 18:22 | 学校生活

治療院研修

先日、モンパルナスにあるヴァーレ氏の治療院で研修をさせてもらった。

ヴァーレ氏は私たちの学校の講師であり、オステオパシー経験30年の

大ベテラン。 治療だけではなく、オステオパシー治療に関する訴訟

も扱っている。具体的には、裁判の際に、専門的な立場で見解をまと

める役割だそうだ。

今回、彼の治療院の研修は4回目。いつものように、治療室の片隅で

患者さんの治療を見学させてもらう。

彼がよく言うことは、オステオパシーの技術は3ヶ月もあれば覚えられ

る。難しいのは、症状の一番の原因をみつけること。そして、それに

的確な技術を施す。治療もシンプル。あまり、余計なことをしない。

治療のパターンを見てみると1回目の治療で8割ほど症状が改善でき、

あとは、体の自然治癒力が働くのを待って2週間後に再来。ここで、

ほとんどのケースは終了。なので、多くの患者さんは、1年ぶりとか、

2-3年ぶりの人。

客観的に見てるぶんには、面白いけど、実際に、自分が目指すには

道のりが遠すぎてやる気なくすな。

3回の治療で治せなければ、できない治療家なんですね。
# by miyucat910 | 2012-08-01 09:00 | オステオパシー

キャンドルナイト

3年生の最終試験も無事終了したので、ホテルリッツの仲間と

ひさしぶりの再会。エミリーが自宅でディナーを用意してくれた。

先週、ヴェニスを旅行した彼女達が買ってきたbellini(ベリー二)

桃のカクテルで乾杯。

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ヴェニスのお土産話に花が咲いた。 ヴェニスのの写真を見せて

くれた。ふつうのお土産屋さんの店内には、カラフルな総レースの

Tバックが売られている。これなんだと思う?

水着。 しかも、男性用。 そう、イタリア人男性はTバックの水着が

主流だそう。彼女達いわく、イタリアはそういう文化だそうだ???

ところで、日本人は? と聞かれて、

”日本人男性はTバックの水着は、はかないよ。” と即答しよう思

ったがふと、ふんどしが頭をよぎった。これも、Tバックといえば、

同類かな?

なので昔はTバックは主流だったけど、今は相撲レスラー(水着?)

とか特別な場合にしか見かけないけど。。。と答えておいた。

夜もふけて。。。

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話は尽きない。

あと、1ヶ月ほどで閉館してしまうホテルリッツ。これから2年半

もの間、改装工事に入る。

仕事での失敗談など、語りながらたのしいひととき。


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キャンドルの火もきれいに映えてきた。ろうそくの光だけで過ご

す夜なんてひさしぶり。

これから、それぞれにいい事がたくさんありますようにと祈った。


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# by miyucat910 | 2012-07-04 21:06 | パリの日常